クリスマス
【好き】でした。
今は【どうでもいい】です。
なぜ過去形なのかを説明すると、この話は幼稚園の頃まで遡ります。
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まだサンタさんを信じてた頃、僕は枕元に靴下を置いて寝ていました。可愛いものです。
しかし、自分の小さな靴下を見る限り、これでは消しゴムくらいしか入らん。そんなもん要らんと、子供ながらに焦っていました。
そこで親父のデカイ靴下を盗み、枕元に置いて寝る事にしたのですが、何を思ったか僕は洗濯前のクサイ靴下を枕元に置いていたのです。
クサイ靴下を我慢しながらも、必死に寝てサンタさんが来るのを待っていました。
そして草も木も眠る夜中、サンタさん(親父)が現れました。僕は寝ていて気づきません。
暗闇の中、親父がそっとプレゼントを枕元に置こうとした瞬間、「ブフォwwwヒッヒwww」と、突然笑い出しました。枕元に自分のクサイ靴下が用意されてる事がツボに入ったのでしょう。
僕はその笑い声で目が覚め、親父と目が合い、全てを悟りました。サンタなんてこの世には居なかったのだと。しかもプレゼントは全然いらないドンキーコングのオモチャでした。
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という経験があったのですが、
まぁサンタさんなんて居ようが居なかろうがプレゼントは貰えるので、それくらいじゃクリスマスは嫌いになりません。
クリスマスの日はご飯が豪華だし、ケーキも食べれるし、幼少期はすごく好きな行事でした。
今は実家から離れ一人暮らしを始め、クリスマスの日も別にいつもと変わらない飯を食べているので今はクリスマスなんかどうでもいいです。
1つだけ、心の叫びを言っていいのなら、今年のプレゼントは温もりが欲しいです。雪が溶けるくらいの、温かな心が。