リボルバーズ丸谷の"好き・嫌い"

少なくともこのブログ読者は好きです。

【好き】です。

 

昔飼ってました。ミニチュアダックスフンド

僕のブログやツイッターのIDに、「kumintyo」って入ってると思うんですけど、飼ってた犬の名前です。「くみんちょ」って言うんです。

 

これが不思議な犬なんですよ。

家族の誰が飼い始めたかわからないんです。

ある日僕が家に帰り、「ただいまー」と玄関を開けると、青天の霹靂の如く突然黒い塊がコッチに走って来るんですよ。

僕はビックリして、なぜか「ごめん!」と言いました。怖くてよく見ずにダッシュで走り回ってたのですが、黒い塊が無限に追いかけてくるので、スーパーマリオのキラーがウチにいると思いました。けどまぁその塊をよくみたら超可愛い犬なんですよ。

 

母親に犬の事を聞いたら、「兄ちゃんが貰って来たらしいよ」と答えました。兄貴が帰ってくると、「お!なんだコイツ可愛いなぁ。よし、お前の名前は"くみんちょ"だ!」と言いました。

名前の由来は何なんだと兄貴に聞いたら、「本当の名前は"組長"だけど、メスなのに組長は可哀想だからくみんちょ」と答えられました。

(可哀想だと思うなら最初から組長って名前にしなきゃいいのに)と心の中で思いました。

 

その夜、親父が帰って来ました。玄関の扉を開けると毛の塊が走って来たので、親父はビックリして「ごめん!」と言いました。この瞬間、「本当に俺はこの人の息子なんだな」と確信しました。

 

みんなで可愛い可愛い言いながら20000回くらい撫でてたのですが、突然兄貴が恐怖の一言を発したのです。

 

「ところでこの犬、買ったの?」

 

兄貴が貰ってきたんじゃないのかと聞いたら、そんなわけないと答えました。

僕は目の前にいる小さな犬が、突然怖くなりました。ドーベルマンとはまた違った怖さを持った犬の誕生です。

 

その後も家族で話し合ったのですが、結局誰が家に連れ込んだのかわかりませんでした。

 

もう頭の中は世にも奇妙な物語の音楽と共にタモリが現れてました。

 

これが僕の体験したミステリー実話エピソードです。(テーマ変わっとるがな!)