リボルバーズ丸谷の"好き・嫌い"

少なくともこのブログ読者は好きです。

プリン

プリン「よっ!勇斗。悪いけど今日は一緒に帰れないからね!友達とパフェ食べに行くんだー!」

俺「べ、別に普段一緒に帰りたくて帰ってるわけじゃねーだろ。付き合ってるわけでもないし。たまたま家が同じ方向なだけ。それに俺も用事あるんだよ」

プリン「ふーん。どうせアンタの事だから居残りで説教でも受けるんでしょー。この前も校長先生をぶん投げて爆弾に当てたそうじゃない」

俺「校長を倒せば屋上に行けると思ってさ」

プリン「マリオ64クッパじゃないんだから...」

俺「あのな、今日は説教じゃなくて、3組の杏仁豆腐ちゃんから呼ばれてるの」

プリン「え...あの可愛い子...?なんで...?」

俺「告白の返事しに行ってくる」

プリン「そ、そっか...良かったじゃん。じゃ、じゃあ私行くね」

俺「...?お、おう」

 

ゼリー「プリンの奴、丸谷君と仲良さげに話しちゃって。気に入らないわね」

ヨーグルト「お仕置きしちゃう?笑」

 

プリン「(はぁ...なんで「行かないで」の一言が言えなかったんだろう...。どうしていつも素直になれないんだろう私ったら...)」

ゼリー「待ちな」

プリン「な、なに?」

ヨーグルト「あんた最近調子に乗り過ぎじゃない?世界一ハンサムで優しい丸谷くんと仲良く話しちゃってさ」

プリン「アイツはただの幼馴染よ」

ゼリー「うるさい!ちょっとコッチ来な!」

プリン「痛い!やめて、やめてよ!」

 

ゼリー「よし、アンタらコイツの事好きにやっちゃっていいよ」

大福「いいんスカ?じゃあ遠慮なくたっぷり楽しませて貰おうかな」

ようかん「久しぶりの女だぜ...ぐへへへへ」

プリン「や、やめ..やめてよ!」

大福「大声出したって無駄だぜ。ココは防音だしお前の愛する丸谷もいねぇしな」

プリン「(だ、だれか...助けて...!)」

 

俺「おい」

大福「丸谷...!テッ、テメェ!ここで何してやがる!」

俺「コッチのセリフだ馬鹿野郎...。プリンから手を離せ」

ようかん「馬鹿はオメーだ。相手は2人だぜ?勝てると思ってんのか?よし、やっちまえ!」

俺「もちろん俺は抵抗するぞ。拳で」

 

ドカッ!バキッ!

 

大福「つ、強ぇ...。バケモンかよ...」

ようかん「こんな強いなんて聞いてねぇぞ!おい!逃げるぞ!」

大福「あ、ああ。待ってくれよ〜!」

 

俺「ふぅ...」

プリン「あ、ありがとう。でも杏仁豆腐ちゃんの所に行ったんじゃなかったの?」

俺「行ったよ。告白、断って来た」

プリン「え?なんで?」

俺「俺、好きな奴いるんだわ」

プリン「初耳」

俺「プリン...」

プリン「....?」

俺「俺はお前の事が」

 

 

 

 

【好き】だ。(ここで舌を絡める  ※プリンのカラメルだけに)